ラブホ

 
先日、仕事バッグのなかを整理していたら、
 
ラブホのライターが出てきた。あれ? 実戦なんて、
 
ここしばらくしていないぞ? と、思って考えた。
 
電話番号から考えて、池袋。
 
あ、コインパーキングがすべて埋まっていて、
 
駐車場付きのラブホにチェックインしたときの奴だ。
 
コインパーキングは、15分100円。
 
ラブホは、昼過ぎの時間の場合、休憩4時間まで2000円。
 
たいして変わらないし、お茶、飲んで休憩くらいできる。
 
それで決定したのだ。え? 色っぽい話はないのかって?
 
うん。ま、ないね。ところで、このラブホという言葉、
 
 
そういう名前で呼ばれているらしい。ちょっと不満だ。
 
私の世代では「連れ込み」。
 
課長「N君、いいじゃないか、いいじゃないか」
 
女性社員「(ここは、連れ込み!)あ、課長、困りますぅぅ」
 
課長「いいじゃないか、いいじゃないか、減るもんじゃなし」
 
的な、どくだみ荘風の口説きをいつか、と思って会社員に。
 
ところが、課長どころか平社員のうちに、
 
某広告代理店から引き抜きがあり、私は独立してしまった。
 
個人企業なので、私が社長、私が社員。課長を飛び越えてしまい、
 
可愛い女子社員とのラブロマンスも、無くなってしまったのだった。
 
ちなみに拙著・屁理屈屋で、ラブロマンスが無い理由。
 
筆者の私がモテないから。以上。・・・おっと。
 
保健所のリツコと西東京病院の磐田のラブロマンスは、
 
原稿中には会った。が、あまりに本筋とかけ離れているため、
 
割愛したのだった。本作は、医学・法学・軍事・政治に満ちた、
 
エンターテイメント警察ミステリである。
 
 
 
コピーライター・作家 医科学評論家
非恋愛評論家 渡世人 お笑い文筆業 江古田潤