コラーゲン批判




どうやらいろいろな人がこのブログを読んでいるようだ。

一時、コラーゲンはタンパク質であり、そんな分子構造の大きなものを、

と、書いたら、コラーゲン入り飲料のCMがすっかり無くなった。

と、思っていたら、新春早々、健食の店頭POPコピーの依頼。

もちろん、拙著・屁理屈屋の購読者だ。そもそも健康食品の、

違法広告を断って落ちぶれた私だし、行間にもそれは滲んでいるはず。

だが。・・・これだけ栄養学、医学に精通しているコピーライターは、

アナタしか居ません、と、強硬な発注。ギャラ半分、前渡し可、

と、初めて取引する企業さんとしては、当然の礼儀を抑えてきた。

受けざるを得まい。その企業さんが気に入った、と評してくれたのが、

以下の部分。

拙著・屁理屈屋P52「治験」より↓

「別にプロリンが悪いアミノ酸というわけではありません。

 ……あの、ロープはより強くするために、

何本もの糸をより合わせて作りますよね。

生物も同じで、細胞膜とか皮膚とか骨とか、

比較的固い部分を作るために、

アミノ酸の鎖をより合せて強い繊維構造を作

ります。それがコラーゲンで、

プロリンはその『ねじれの構造』をつくる

働きを持っているんです」



この続きで、P54より



還元麦芽糖とマルトース(異性化糖)は甘味料、

ショ糖脂肪酸エステルは品質保持のため使われる界面活性剤、

シェラックは貝殻虫を煮出した天然着色料」

修家は酔いにまかせ、

ふだんならいちいち解説するのも面倒な成分の内容を説明した。

「これらの化合物を即、体に悪いものとはいいません。

ですが、積極的に摂る必要もないものです」



この文章を丸ごと使わせてほしい、と言う。

もちろん広告だから記名できない。ので、

断った。だが、多少の変化を加えて受注するかもしれない。

私は購読者に優しい文章家なのだ。

※※本作をネットで検索していて、私の悪口が届いた方、
刑法の名誉棄損か侮辱罪、また不正アクセス防止法違反ですので、
最寄りの警察署に通報ください。法務局には報告してあります。
あなたのIPアドレスが探られているんですよ?
 準共犯要因もありますので、お気を付けて。

コピーライター・編集ライター・作家

元・料理誌記者、元・健康情報誌記者、病者

ヤフーチャット科学部屋・生物医学担当 江古田潤