書くことが生きること

 

ちょっと前、米ソ冷戦時代の事を書いた。

現在、中国はロシアとの関係をアピールしているが、

ロシアには、今、アメリカと戦うだけの戦力はない。

中国が日本を攻撃すれば、ロシア対アメリカも戦わざるを得なくなるわけで、

プーチンもそれはイヤなのだろう。日本とは北方領土の問題もあるが、

ロシアは憲法で、自国の領土は譲らない、と明文化してある国家だ。

一度、占領して奪取した北方領土を日本に返還するためには、

自国の憲法を改正するか、憲法解釈を変えるしかない。

ここで大切になるのが、コンスタンチン君。日本の医療が彼を救ったのは、

昭和世代には懐かしい思い出だ。

拙著・屁理屈屋でも、コンスタンチン君の名や、他の医療支援の実例を挙げ、

武力衝突を回避しつつ、日本の名誉を高めるための方法論が書いてある。

安倍総理は、安保の見直しでアメリカを助けたいようだが、

それもそのはず、日本の憲法は、硬性憲法と呼ばれ、

改正の余地がない。国民投票が必要と明示されているが、

生まれたばかりでも国民、選挙告示日には生きていても、

実施時に死んでしまった場合でも国民、寝たきりだって国民。

国民の定義がない以上、国民投票なんて不可能である。

ふぅ。タイトルに戻ろう。私がコピーライターになった頃、

訴求対象のハートを掴むためには、身の回りで訴求対象を見つけ、

実際の消費行動を観察すること、と定義されていた。当時は、F1、F2。

ま、若いコと仲良くするのは楽しかったが、あまり深い関係になると、

あれこれと厄介事を生む。今は団塊ジュニアと呼ばれる五十代がターゲットで、

こうなると、私の身の回りにはたくさんの友達がいるから、

それで賄える。広告コピーで高いギャラを戴いているのに、

ブログ更新まで続けているのは、

日本の政権がヒロシマナガサキの不戦の誓いを忘れ、

また好戦的になろうとしているから、それを防ぐためである。

今、私の武器は文章だけ。書いて書いて、書き続けるしかない。

武力に頼らず、日本の名誉を高める方法を拙著で書いた。

ぜひ読んでいただきたい。


コピーライター・作家 政治・軍事評論家 江古田潤