バイエル板

どうしても、このハンドル(neo_vital)でログインすると、

科学に目を向けずにブログを書くわけにはいかない。

↓拙著・屁理屈屋P256。

「もともと腸管神経系はセロトニンとか、

神経伝達物質を脳よりも多く利用しているようで、

とくにさっき申しましたパイエル板、

これは毬毛組織の下にあるリンパ管の一部なんですが

免疫反応に関わっていまして、イムノグロブリンばかりか、

いろいろと体内環境に対する監視機能、というか

腸の周辺組織や体液にはマクロファージですとか、

三次免疫全体の調整機能があり、または高血圧やがん、

肥満のような生活習慣病全体に関わっているのではないかと、

幅広い研究ジャンルの対象に……」

 本作の零号主人公の上司と、織田警部補との会話である。

ちなみに、このバイエル板は、

ヤフチャ科学部屋で教わったものではない。

たぶんそのうち、誰かが問いにやってくるだろうな、

と考え、自分で調べたのだ。その後の研究については・・・

知らない。ま、調べるのはいつでもできる。

ネットはなんでも知っている。肝心なこと意外は。

ところで、ネット自体がアメリカの軍事技術だと言うこと、

どれだけの人が知っているだろう? そのせいで私は、

ネット時代に突入し、また女性誌ananが、

ベトナム観光を特集するのを苦々しく、

ちょっとくすぐったい気分で眺めていた世代である。

本作は、医学・法学・軍事・政治に満ちた、

エンターテイメント警察ミステリである。

コピーライター・作家

反戦論者 ヤフチャ科学部屋・生物医学担当 江古田潤