私の分身
私が旧・薬事法違反の広告表現を嫌って、
ほとんどのお客様の名刺を東京に置いたまま、
静岡県で暮らし始めた頃。すでに拙著・屁理屈屋で、
私の分身となる久住のモデルは、ほぼ出来上がっていた。
↓P276より
マスコミ業界人の9割は当然、文系出身だ。
いつしか久住は大新聞の科学部記者が書く医療記事さえも、
根本的な理解不足を指摘できるほど知識を貯えてしまった。
社会面に目を向ければ、重大な医療訴訟事件報道に
『俺ならもっと隠された真実を突ける』という焦り
さえ感じてしまう。
それなのに。
権威、資格、実績……。 久住はまた口中で噛み締めた。
言論の自由はどこにいったんだ、真実を発掘し、
見極めて世に出すのが言論人の仕事とプライドではなかったのか?
誰もがひれ伏す権威を持ってしか出版業務が出来ないなら、
なんのための編集者なのか……。
↑
これは静岡時代、私が噛みしめていた概念である。
だが、これは広告という私の主戦場でも同じだった。
アルバムジャケットのデザインで、グラミー賞を取った、
Gデザイナーさんが警備員のバイトをせざるを得なくなり、
学生時代に写真の賞をもらい、ドリカムのツアーに同行していた
腕のいいフォトグラファーが福島の原発事故の後始末に出かけたり。
腕のいいクリエイターがほとんど失職してしまった。
若手のダンピングによる価格破壊があり、私も値下げしようかな、
と思っていたら、「潤さんまで値下げしたら、価格破壊が決定的になる。
頼むから止めてくれ」と涙の懇願。ただ、自分の能力は誇示したい。
結果として、自費出版という非常事態で刊行することを決めた。
拙著は、医科学に無頓着な方にも、
読みこなせるように書いた、医学・法学・軍事・政治を含む、
エンターテイメント警察ミステリであり、
読者の「面白かった!」が、99.9パーセントを占める、
娯楽小説であり、啓蒙小説である。
※ 本作をアマゾンなどで検索していて、私の悪口が届いた方、
刑法の名誉棄損か侮辱罪ですので、
ついでに不正アクセス防止法違反でもありますので、
最寄りの警察署まで。 私に違法性阻却事由はありません。
ただちに警察署へ。詳しくは法務省に報告してあります。
あのさー、女の子まで巻きこんで恥ずかしくないの?
私は誰の名も出さないけど。調べればすぐ分かることだし。
調べてあるし。でも、ま、個人情報保護法優先。
これ以上だったら、実名だすよ。ちなみに、
すぐに警察に通報してくださいね。準共犯要因がありますよ。
コピーライター・作家 元・料理誌記者
健康雑誌記者 医科学評論家
ヤフーチャット科学部屋・生物医学担当 江古田潤