それでも医者か!

 

タイトル通りである。

 

主訴・立ち眩み、貧血気味。21歳、女性、妊娠傾向なし。

食生活を聞いて、生活スタイルに問題なし、

鉄分の多い食事を心がけている、とのこと。

 

だが、着座してから三十分が経つのに、鼻梁のトップが、

青白い。静脈が浮いている。

 

彼女「前、お医者さんと知り合って、貧血の話をしたの。

年頃の女の子は起こりやすいから、しばらくすれば治るよ、

と言われた・・・」

 

私「そいつ、内科じゃないな?」

 

彼女「うん。内科じゃなかった・・・」

 

私「食事に気を付けていても貧血が治らないのは、

本態性か腎性。EPOってものが足りていない場合に起きる。

透析とかやっている、腎臓に詳しい医師の診察を受けて」

 

年頃の女の子? 経血で血流量が低下するのは、

あまりにも教科書通り。ハリソンかな? ま、いいや。

 

私は医師免許は持っていないが、

そのへんの医師が裸足で逃げ出すほどの医学知識、

人の観察力、相手を安心させる会話のテクニックを持っている。

 

拙著・屁理屈屋が医学をベースにした科学、法学、軍事、

政治に満ちたエンターテイメント警察ミステリになったのは、

私の知識の指向性からして、当然のことである。



※※本作をネットで検索していて、私の悪口が届いた方、
刑法の名誉棄損か侮辱罪、また不正アクセス防止法違反ですので、
最寄りの警察署に通報ください。法務局には報告してあります。
あなたのIPアドレスが探られているんですよ?
 準共犯要因もありますので、お気を付けて。




コピーライター・作家 元料理誌記者
肥満予防健康管理士 護憲論者
ヤフーチャット科学部屋・生物医学担当 江古田潤