新しい朝が来る

30代半ば。私が当時の薬事法68条を頑なに堅持、

怪しげな健康食品の効果効能を匂わせるような広告表現を拒否した。

仕事を干されるのを覚悟で、東京でのお客様の名刺を、

すべて東京の事務所に置いたまま、静岡へと、

車中の人になった。この件に関しては、

すべての医療関係者に褒められていいはずだ。

某がん拠点病院には、患者様用の受診アンケートに、

まだ書いてあった。どんな治療を選びますか?

の質問に対し、選択肢は5つ。その4番目に、

民間療法と書いてある。もちろん、この選択は、

医療関係者から拒否られる。だが、まだ、医療関係者の言葉より、

怪しげな民間療法、健康食品を選ぶクランケが多いことを、

このアンケートは如実に示している。そして。

静岡での生活が始まって1か月が経つと。

●↓拙著・屁理屈屋の冒頭、P3より

朝は頼みもしないのにやってくる。

毎日を酔いにまかせ、何の収穫もないままやり過ごす。

目隠しして坂道を駈け降りているような不安と焦燥のなか、

自殺の覚悟を努めて明るく口に出してみること

で、いくらか心が楽になるような気がした。

だからここ数か月、このドロップアウトした医学生は

たびたびそのセリフを反芻し、

ポケットのなかのアンプルを確認していた。

●↑朝は頼みもしないのにやってくる。

・・・この1行を書きたいがために始めた、自著の執筆だった。

ブログを執筆したり、間違いなく既存の出版社からは拒否られる、

マスコミの暗部を描いて、自分自身にあきれるため息とともに、

時にエロ本の記事を書き、時に著名政治家のゴーストライターをし、

著名有名人や医療関係者の、

ゴーストライターが投げ出した仕事を穴埋めをしたりして、

著述業の看板だけは下ろさずに、今まで生活してきた。

だが。朝は頼みもしないのにやってくる。

そろそろ私は自分自身を裁かなければならない。

本作は、高校生から大学教授まで面白いと言ってくださる、

エンターテイメント反戦ミステリである。

ぜひ、ご購読ください。

※※本作をネットで検索していて、私の悪口が届いた方、
刑法の名誉棄損か侮辱罪、また不正アクセス防止法違反ですので、
最寄りの警察署に通報ください。法務局には報告してあります。
あなたのIPアドレスが探られているんですよ?
 準共犯要因もありますので、お気を付けて。


コピーライター・作家 元料理誌記者
肥満予防健康管理士 護憲論者 政治評論家
ヤフーチャット科学部屋・生物医学担当 江古田潤