主人たち
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また、なのだが、「修家君と織田さんの続編が読みたい」
と言う評が届いた。拙著・屁理屈屋の第一主人公と第二主人公。
修家は医学生。つまり科学者の卵。
織田警部補はマル暴担当で、理屈より、
カンやその場の雰囲気を読むのがうまい。こうした設定は、
書き始めたときは無かった。登場人物が作家を置き去りにして、
勝手に走り出すって、こういうことなんだな、と、
私自身、驚いている。
↓本作P429
「どうするよ? あ? 医者や既存の科学技術より
こうしたものに頼りたくなる奴だっている。
その本人が、『こっちのほうがメリットがある』
と判断したらどうなる? いや、それより正確に
リスクとメリットを評価できる素人が何人いる?
いやしねぇ。だから余計なことは言わなくていいんだ。
分かりやすく一般論だけ話せ。そういう習慣をつけるんだ、
少なくとも、オレと話すときはな」
……一般論と科学的知見のどこに線引すればいいのか。
修家はひとりごちた。
↑似たようなことは、科学関係なら、誰だって苦悶したことがあるだろう。
一般常識、と言う言葉が、同じ科学者でも、理論物理系と、
生物行動観察系では、使う概念が違う。共通していることは、
なるべく数値化してグラフにし、ようやく論文制作に繋がる、
的な部分だろう。が、数値化できない直観や霊的現象を信じる人もいる。
そうした患者と接する、修家と織田の態度も、互いの個性を引き立てる。
創造主の私だって、そんなことまで考えなかった。
※※本作をネットで検索していて、私の悪口が届いた方、
刑法の名誉棄損か侮辱罪、また不正アクセス防止法違反ですので、
最寄りの警察署に通報ください。法務局には報告してあります。
あなたのIPアドレスが探られているんですよ?
準共犯要因もありますので、お気を付けて。
コピーライター・編集ライター・作家 元料理誌記者
肥満予防健康管理士 平和主義者 護憲論者 政治評論家
ヤフーチャット科学部屋・生物医学担当 江古田潤