ゴーストライター

 

オンエアが終わってしばらくしたので、書く。

 

出版社の顔になるほどの著名な作家が、

 

ゴーストライターを使い、その人のほうが受けてしまった、

 

と言う話。私もゴーストライターは、現役でやっているから、

 

どんな話になるかな? と、注目していた。が、

 

このドラマの構成作家は、ホントのゴーストの実態を知らないようだ。

 

私は某有名野球選手を皮切りに、某芸能人、某有名医師など、

 

この26年間で、100冊(雑誌、業界誌の原稿を入れると1000人超え)

 

を超えるゴーストをしてきた。が、

 

実際に本の背表紙や記名一覧に載せされる有名人と、

 

直接、会ったことは三件だけ。後は、出版予定の社でもなく、

 

ゴーストライターをコーディネートする、

 

闇の編集者が窓口になった。そして、彼らは同じゴーストを、

 

複数人、起用する。医学など科学系、また役所がらみなど、

 

マスコミに目をつけられやすいところは、三名から四名。

 

闇の編集者は、集まってきた原稿のなかで、ツギハギをして、

 

万が一、ゴーストの誰かが名乗り出たとしても、

 

「偶然の一致」と切り抜けられるよう、文体を組み合わせる。

 

また、必要な知識が限られる案件は、ゴースト業界にも少ないから、

 

医学系は、ちゃんとした医師が下書きをし、私がテニオハをいじった、

 

と言う格好で、役所受けするように文節・順序を入れ替える。

 

これだって、完成原稿は闇の編集者どころか、

 

本人しか知らないように、メールで、なんてとんでもない、

 

記録ファイルを手渡しかバイク便で、隣の社に送り、

 

「えっと、ウチ宛てのバイク便が間違えたみたいで。

 

・・・あ、それです、すいません」と受託者が分からないよう、

 

証拠を残さず、ヤリトリをする。だからこそ、

 

こっそり数百人の署名とともに、役所に提出できるのだ。

 

私の所管の場合は簡単で、この検査、この治療を、

 

保険適応にすれば、これだけ健保財源が助かりますよ、

 

と言う架空の空論をベースに、現在の治療費のコピーを、

 

数枚つけて(これは実在の罹患者)、

 

一割負担にした場合の試算を付ければいい。

 

そろそろ二年半が経つ。次は、あの疾患が対象になるかな、

 

と、すでに準備している。私の周りを嗅ぎまわっている、

 

某K殺官、某医療関係者がいる限り、ま、表立っては、

 

接触してこないだろう。・・・ふぅ、また明治通りか。

 

悲しい思い出がある箇所を、また通らなくてはならない。




※※本作をネットで検索していて、私の悪口が届いた方、
刑法の名誉棄損か侮辱罪、また不正アクセス防止法違反ですので、
最寄りの警察署に通報ください。法務局には報告してあります。
あなたのIPアドレスが探られているんですよ?
 準共犯要因もありますので、お気を付けて。


コピーライター・編集ライター・作家 元料理誌記者
肥満予防健康管理士 平和主義者 護憲論者 政治評論家
ヤフーチャット科学部屋・生物医学担当     江古田潤