ホットロード

実写映画化される・・・そのメイキング映像を見ていた。
 
私たちの青春時代のマンガ。実写化は難しい、と言われ、
 
少女雑誌の連載だったので、私は読んでいなかった。
 
バイクものは、単騎で対抗暴走族と戦う、
 
750ライダー早川光くんだけでよかったし、
 
もうZⅡやカタナ1100に乗るころには、
 
中型バイクでバリバリ飛ばしている暴走族の連中は、
 
ガキに見えた。ま、それは置いといて、
 
湘南をテーマにするなら湘南爆走族があった。
 
実写映画化され、江口洋介くん、織田裕二くんなど、
 
名優を生み出した。最近は古本屋でも見かけなくなり、
 
スクーター暴走族が群雄割拠している。
 
ま、それも置いといて。
 
能年玲奈さんの可愛さは、
 
単なる「可愛い」と言う表現を超え、
 
思春期に訪れる家族との葛藤や離別、
 
複雑な感情を表現できる、とても素敵な女優さんだ。
 
彼氏役もエグザイルグループだから、名門出身。
 
ヒットするだろう。・・・・閑話休題
 
私も一度だけ、チームを組んだことがある。
 
副隊長を就任。ただ、全員・・・と、
 
言っても七人だったが、一緒に走ったことはない。
 
幻の暴走族だった。名前も憶えていない。
 
ただ、全員のマシンの名前だけは憶えている。
 
隊長のNのバイクは、当時、RD。借りて走っていたところ、
 
警察に捕まり、Nの名前を出したところ、所有者が違う、
 
盗難車ではないか、と、所有者まで警察から電話が行った。
 
その落とし前をつけるため、都立家政の喫茶店で、
 
超が付く有名暴走族のメンバーと対峙、
 
所有者に土下座して謝ったことがある。
 
「アンタの名は知っている。いいよ、もう」
 
そう言っていただき、店を後にした。
 
懐かしい青春の思い出。当時、彼女はいなかった。
 
武蔵野音大のお姉さま方が、憧れの存在だった。
 
能年玲奈さんのようなコがいたら・・・。
 
私の青春はもう少しまともだったかも知れない。

 
 
 
コピーライター・作家 単騎バイク乗り 江古田潤