ダイエット、その他

第一主人公と第二主人公の会話。


「『ダイエット減肥茶お徳用』3パックと、

『CoQ10で食べ過ぎオッケー』とかっていうダイエットサプリが入ってた」

「あ、そですか。 ……へぇ、コエンザイムQ10。ユビキノンですよね、たしか」

「ダイエットしたいんならよ、ちょっと離れたところにでも駐めて

 少しは走れってんだよ、な?」

 修家の呟きの後半を押し潰しながら、織田は珍しく同意を促してくる。

ぎごちなく修家は笑みを返した。それはまさしくその通りなのだ。

動かず食事制限もせず痩せようというのは、現代医学でも無理な相談だった。


↑その後、分子生物学の発展の経緯をわかりやすく書いている。

実際、ダイエットをしたいなら、第二主人公・織田警部補に、

第三主人公が作る料理、また提供タイミングを真似するのが、

一番効果的である。

ところで。拙著を書く際、大幅に文章を削った、との描写は、

このブログに多い。これもそのひとつ。

「ほら、この先の電話局の脇道じゃ」

「エヌティーティーの支店と言ってください」

「ばかもん! このへんの年寄にそんな単語を言わせられるか!

 舌を噛んだらどうするんじゃ。
 
 医者たるもの、そのくらいの配慮がなくてどうする!」

 (自分が間違えたくせに)
 
 修家は内心で舌打ちした。

サブキャラの唐沢医師と、

第一主人公・修家聖(しゅうけ・ひじり/怠学中の医学生)の会話。

実はこれ、半分事実である。私が唐沢医師のモデルとなった人物を、

送っていく時、実際に交わした会話。だが、もう二十年くらい前だ。

電信電話公社がNTTになって、すでにその名前しか知らないヒトが多いな、

と思って、割愛したのだ。ちなみに私は医師ではない。が、

唐沢医師は、私のことを医者扱いだった。ま、何人か、

これは・・・と思うクランケを、唐沢医師のところに、

きちんと机下付き紹介状を添えて送ったからである。

たまには、電話でもしてみようかな・・・。

すでに引退された、とのウワサも漏れ聞こえてくるし。

元気で活躍しておられることと思っている。

 

コピーライター・作家 ヤフチャ科学部屋・生物医学担当 江古田潤