ミステリアス、ロマンティック
拙著・屁理屈屋を書きながら、
毎日、ヤフーチャットに出入りしていた。
科学部屋はもちろん、政治部屋、
音楽部屋にも仲良しがいて、
彼らが読んでもおもしろいっと思ってくれるように、
科学的な記載は、なるべく登場人物の言葉で、
わかりやすく説明したつもりだ。
拙著・屁理屈屋P493「追尾」より↓
「彼の仲間で秘守義務を守れる研究者に、脳神経の解剖はお願いしました。
バスケット細胞、シャンデリア細胞、ダブルブーケ細胞など、
まだ役割の未解明な部分の多いジャンルの研究者たちです」
「ダブルブーケ・・・ そんなものもあるのですか。なにか叙情的ですね」
「ええ。最初に名づけた人の好みによるのでしょう、ネーミングは。
たしかGABA作動性だったかな。まぁ解明は時間の問題です。
がん細胞は自身の寿命であるテロメアを勝手に増殖させます」
(中略)
「GABA作動性・・・ あのチョコレートや遺伝子組み換え米に
入っている?」
「ええ」
綾泉は強くうなづいて見せた。
「まぁ、食事性のGABAは脳血液関門に遮られ、
ほとんど脳内には入れないのですが。グルタミン酸を材料に、
脳内伝達物質としては注目すべき量を保持しています。
がん化した後もその量を保っているのか・・・」
↑スーパーでもコンビニでも、GABAの名がついている商品が多い。
が、食事性のものは、原則、BBBに遮られ、脳内には入れない。
ふう。BBBを最初に習ったとき、脳血漿関門との論文があり、
未だに間違える。隣駅の名医に、「脳血液関門!」と怒られて、
なんとか最近は間違えないようにしている。どんな勉強も、
講師と反復練習と毎日繰り返すことが肝心だ。理系と言っても、
医学は計算式だけで成り立っているわけではないのだから。
個人差が大きいもん、だって。
※※本作をネットで検索していて、私の悪口が届いた方、
刑法の名誉棄損か侮辱罪、また不正アクセス防止法違反ですので、
最寄りの警察署に通報ください。法務局には報告してあります。
あなたのIPアドレスが探られているんですよ?
準共犯要因もありますので、お気を付けて。
コピーライター・編集ライター・作家
元・料理誌記者、元・健康情報誌記者、病者
ヤフーチャット科学部屋・生物医学担当 江古田潤