寄生獣2

リアルタイムで漫画連載を読んだ世代。
 
初版本は本棚のいい場所に並んでいる。
 
テレビ版をこのごろ観ている。
 
寄生生物と日本の警察が戦う場面。
 
うん、ま、確かにこうなるだろうな・・・
 
国会承認が必要だけど・・・。
 
万が一、すべての国民に危害が加えられる
 
可能性がある場合、たとえ誤射があっても、
 
敵を掃討するだろう。日本の警察は、
 
戦時中の特高警察の血を引いているので、
 
国民の命より国家の安定を選ぶ。
 
民主警察なんて言葉もあったが、
 
このところ話題のイスラム文化圏のテロリストが、
 
数百人の殺傷能力があるBC兵器を持って、
 
こっそりと入国していたら?
 
テレビ版はSITかSATのようだ。
 
艶消しブラックのヘルメット、主要臓器を守るプロテクターで、
 
それが分かる。・・・・で、生物学者の私としては、
 
ちょっと疑問。宇宙からやってきた寄生生物だと言うこと、
 
どういった鑑定で調べたのか? 遺伝子検査?
 
が、深海などでヒトが知らない遺伝子の地球生物がいても、
 
おかしくない。もし地球上の生物なら、
 
ワシントン条約に引っかかる。別に二重螺旋である必要はない。
 
そもそも生命の発生時、RNAワールドだったか、
 
アミノ酸ワールドだったか不明のままだ。
 
拙著・屁理屈屋P332より↓
 
 38億年ほど前。原始の生命が発生し、10億年ほど前にヒトの
 
祖先である真核生物が登場する。そして爆発的な生命の
 
多様性が生まれた、というのが生物学のスタンスだ。
 
当初、原始の生命は現在当たり前に見られる
 
大腸菌よりもっとシンプルだった。それが、他の生命
 
(または生命直前の有機高分子)と融合することで発展し、
 
複雑な生命維持機構を獲得していったというのが、
 
最近の生命科学の考え方だった。
 
↑この例をとれば、射殺やむなしは、ヒトだけの論理。
 
ヒトには天敵がいないから、こうした結論が出る。
 
ヒトの天敵に関しては、ぜひ本作を読んでください。
 
こう書くと、生物学や医学なんて難しい、
 
と思われる方もいるかもしれない。が、本作は、
 
高校生から大学教授まで面白いと言ってくださる、
 
エンターテイメント反戦ミステリである。
 
ぜひ、ご購読ください。
 
※※本作をネットで検索していて、私の悪口が届いた方、
刑法の名誉棄損か侮辱罪、また不正アクセス防止法違反ですので、
最寄りの警察署に通報ください。法務局には報告してあります。
あなたのIPアドレスが探られているんですよ?
準共犯要因もありますので、お気を付けて。

コピーライター・作家 元料理誌記者
肥満予防健康管理士 護憲論者 政治評論家
ヤフーチャット科学部屋・生物医学担当 江古田潤