くんずほぐれつ

第一主人公が怠学中の医学生。

第二主人公がマル暴担当の刑事。

 

知り合うわけはない二人が知り合い、

謎の健康食品と、それにかかわる国策もどきを、

ひも解いていく。それが拙著・屁理屈屋。

 

↓終章も間近な25章より

 

修家はようやく気づいた。

 織田さんはあらかじめ現地で、工場に悪感情を持っていそうで、

しかもウラ事情に詳しい人間を探すつもりだったんだ……。

 

↑警察ミステリとしては、有識者から高い評価を得た。

 

↓そして。

 

ゆえ浸透圧うんぬんは盛んに広告したものの、

スポーツ後の『疲労回復』や『飲酒後の脱水防止』

といった具体的な項目については、アピールを控えたのだ。

 しかし後発メーカーらは、そうは行かなかった。

 暗に効果効能をアピールし、それらの具体例を提示した。

近年にいたる『薬事法上のダム崩壊』の、

最初の亀裂がここにできる。さらにそれを後押ししたのがマスコミで、

広告出稿欲しさに記事や番組で盛んに持ち上げ、

口コミに載せていったのだ。
 

 

毎日、テレビでも新聞でも雑誌でも、

いわゆる健康にいい食品、食材の話がうずめいている。

その発端を看破したのは、

文章家では、私が初で最後となるだろう。

本作は著者入魂の、医学・法学・軍事・政治の、

エンターティメント反戦ミステリである。

※※本作をネットで検索していて、私の悪口が届いた方、
刑法の名誉棄損か侮辱罪、また不正アクセス防止法違反ですので、
最寄りの警察署に通報ください。法務局には報告してあります。
あなたのIPアドレスが探られているんですよ?
 準共犯要因もありますので、お気を付けて。


コピーライター・作家 元料理誌記者
肥満予防健康管理士 護憲論者
ヤフーチャット科学部屋・生物医学担当 江古田潤